お葬式を出す側の礼儀作法

お葬式では参列する側に様々な礼儀作法が求められますが、喪主や遺族の立場でもそれは同様です。故人を偲び見送るために集まってくださった方たちに失礼があったりすると、故人の顔を潰してしまう可能性もありますし、今後のお付き合いにも影響が出てしまうかもしれません。時間を割いて参列してくださった方々へ感謝の意を表して、立ち居振る舞いにはことさら気を配るようにしましょう。

まずは、どんなに悲しみに打ちひしがれ慌ただしさに疲労を感じていたとしても、列席者には必ず挨拶をしてください。お悔やみの言葉をいただいたら、感謝と共に故人の気持ちを代弁する言葉を添えて返すとなおよいでしょう。受付や下足番として働いてくれる方々や、お葬式を執り行う僧侶や神主などにも、忘れずに丁寧な挨拶をするのが礼儀です。また喪主の服装は、通夜では略式喪服で構いませんが、お葬式では正式喪服を着用することになっています。男女それぞれ、洋装と和装で違いがありますので、しっかり確認して喪主として毅然として臨みましょう。

お葬式後の会食の席では、遺族側全員で力を合わせて列席者に気を配るよう努めてください。来てくださった方々は、遺族の悲しみを理解し様子を気にかけて見ています。思い出話に花を咲かせて故人を思う時間を共有することで、長いお付き合いを続けていけますし、故人も喜ぶことでしょう。お葬式は辛い別れの場であると同時に、残された遺族がその後協力していこうという決意を新たにする場でもあります。礼を尽くしたお葬式をあげることは故人にとっても供養になりますし、参列してくださった方々への恩返しにもなります。